Miki wine project 〜終章〜
ワイン醸造家デビューを果たしました!⑧

2024年12月1日(日)
Miki wine お披露目会開催。
総勢20名の、私がいつも仲良くして頂いている各方面のお友達が集まってくれた。
十年以上付き合いのある元太鼓仲間である悪友。
ワイン造りに携わってくれた方。
会うたびに私の醸造体験の話を聞いて下さった方。
ポストを見て応援していて下さった方。
こんなに多くの素敵なお友達に恵まれて、私は幸せ者です。
ブックロードの甲州スパークリング2022(個人的に2023より好きなので、わざわざまだ在庫のある酒屋さんから取り寄せた)で乾杯。

あえてちょっぴりだけ私が造りを参考にしたドメーヌレゾンのオレンジを味見して貰う。

いよいよエチケットのお披露目。

もう一度乾杯。

スッキリしてて飲みやすい。
美味しい!
レゾンよりこっちの方が好き。
濁り入れてくると予想してたけど綺麗に仕上げてきたね。
目指したワインの雰囲気でてる。
甲州好きなんだけど、これ美味しい!
Mikiさんらしさでてる。
こだわりがちゃんと出てるよ。
優しさの中に滋味深さも感じて、Mikiさん言ってたワインにになってるよ!
そんなお言葉を頂けた。
私自身、なんとなく3週間前に飲んだよりも少し厚みが増した気もして、悪くないじゃん!なんて。
ワインのプロがポストして下さった言葉を引用させて頂くと
『薄いとかではなく、みずみずしい中で優しく染み入る甘みの後に夕焼けの浜辺に寄せては返るさざなみの様に残る淡い苦味』
初めて飲んだ時、私には苦味ではなく酸と感じた記憶だけど、甘やかな後に酸が来て、また甘味を求めてもう一口。どんどん飲み進めてしまうワインだなぁと感じた。
寄せては返るさざなみかぁ。いい表現だなぁ!
この方には、シャキシャキ感を少し残したポテトサラダが合いそう。冬はホットワインにしてもいいかもとご提案頂く。
別のプロは
『「Mikiワイン」なんていうか、もう名前そのものが語ってました。
あなたらしいって』
『言葉にしようとするとその魅力が少しこぼれてしまう気がするのでここではあえて触れませんが、ひとつだけ確かなのはそのワインの中にMiKiさんそのものがふわりと滲み出ていたということ。
控えめに言っても素敵でしたよ。』
限られた知識と実際にできる事。自分が好きなワインのスタイルが分からなくなって迷子になったりもしたけど、その中で私が見つけた答え。
なんとなくそれは表現できている気がするから、
「あなたらしい」
嬉しいお言葉です。
この日、ブックロードで醸造体験を2回やったご夫妻にも造ったワインを持って来て頂いた。

2年前に甲州で造られた後は、あまり満足されなかったようで、スパークリングにすれば良かった、う〜んと仰っていたけど、2年経って厚みが増してとっても良くなってる!色も濃くなったそう。
私のワインも変化していくのかな。楽しみ。
今年造られたピノ・ノワールロゼ無濾過は、出来立てから甘やかでほっとする味わい。やっぱり赤も造ってみたい!

私のワイン、ご夫妻の醸し甲州、レゾンのオレンジ。
改めて飲んで、私のワインとレゾンのワインは香りが近しい。ご夫妻の方は香りにも熟成感。
ご夫妻のワインがまろやかで今まさに飲み頃かもしれない。
でもね、なんかレゾンより私のワインの方が優しく感じる。
オレンジワインほどタンニン強く出さずに、でも薄っぺらくならないように。フリーランたくさんとってスキンコンタクト長めに、というこだわりがうまく働いたんじゃないかな。
お忙しい須合さんとペースが合わずにヤキモキしたりもしたけど、もうスタンスが分かったから次は大丈夫。
自ら学んでチャレンジしたい製法を決めてぶつけてみる。ボールは常にこちらが持つ。そうしたら、なるべく近い事ができるように協力して貰えるから。
こんな機会を頂けるなんて他にはないプロジェクト。
ちょっと愚痴っぽい事書いてしまったりもしているけど、こんな素晴らしい体験をさせて頂ける事には本当に感謝しています!大変でも続けて頂きたい。
間違いなくいえるのは、この体験、本当にやって良かった。私の人生の1ページに素晴らしい思い出がまた一つ刻まれた。
ワインはきっとこの後も趣味の一環だろうし、資格も取らないと思うけど…
次のワインのリリースはあるかもしれない!?

〜完〜
Miki wine project 〜エチケット作成&ボトリング〜
ワイン醸造家デビューを果たしました!⑦

体験醸造をすると決意した時から、エチケットはお友達Kさんにお願いすると決めていた。
なんせ私、絵の才能が皆無なのです。謙遜でもなんでもなくて。下手なだけではなくて、大嫌い。そんなストレスフルな事するより、私の好きなテイストの絵を描いてくれる人にお願いしよう!
Kさんには以前似顔絵描いて頂いた事も。
可愛すぎて照れ臭いからXのアイコンに使ったのは期間限定だったけど、優しいタッチに癒される。

最初は話の流れからワイン会中にサラッとお願いしちゃって、体験の概要がちゃんと出たら正式に…なんて思ってたのに、概要なんて出やしない。
むしろKさんの方から、エチケット本当に描かせて下さい!って連絡が。有り難い!
そこから少しイメージのすり合わせをするも、概要が分からないから話を進められず。その間もKさんは頭の中でイメージを膨らませていてくれたそう。
澱引きの時にこちらから確認してやっとサイズが判明。なんならサイズ以外レギュレーション等なし。
それをKさんにお伝えして約1週間で最初のラフ画が!
私が和太鼓を頑張っているので、太鼓を打ったらポン!とぶどうが出てくるイメージ。可愛い❤
和太鼓とワインのコラボなんてアイディア、私には浮かばなかったので凄く嬉しくて。方向性は一気に決定。
この時点で人をいれるかいれないか迷ってたんだけど、
5日後に届いた中間報告。

タンクの代わりに太鼓があって、なんかいい感じ!
人が入るよりエチケットとしてはこのままがいいな、と人はなしに決定。
この時点で私はもう絵の微調整はお任せするとして、興味は色味に移る。
Kさんが私のイメージから何パターンも考えてくれた。ダイビングするから海の青を入れたいと。
私の『好き』がたくさん詰まったエチケット。楽しみで仕方ない。

これを印刷して他のワインの瓶に貼ってみたりも。
印刷したら色味変わるし、さらに写真の明るさで印象変わるので意見がズレたりも。
そして完成図が見えてくると、私もなんだかどんどん欲が出て、自分で描けもしないのにあ〜だこ〜だ、文字の位置とか大きさとか、細かい事までたくさんリクエスト。
それでも柔軟に色々対応してくれて…。
最終的に好きな色も一致して、私は完全に納得。

これに決定!
つるの一部のようにひっそり入れて貰ったMikiがまたお気に入り。あ〜ほんわか癒される絵と色味🩵
余市に向かう早朝に決定したから晴れ晴れとした気持ちで出発する事ができた。
澱引きから2週間。3週間位で瓶詰めと言われていたから、提出するにはベストのタイミング。
私が恐る恐る進捗確認…なんてする必要なく、なんならそろそろ聞いてみようかな…とヤキモキする事も一切なく。たくさんLINEして、時間作って貰って、Kさんは大変だっただろうけど、私にとっては凄くペースが合ったので本当に楽しくわくわくする時間だった。
Kさん、本当に有難う😘
一方瓶詰めのスケジュールは…。
エチケット送っても「素敵ですね。スケジュールは後ほど連絡します」
その後1週間。私から「山梨ヌーボーは解禁されましたが私のワインは?」と問い合わせてやっと日程決まった!
11月8日(金)
たまたま太鼓のお稽古のない金曜日だったので、仕事帰りにワイナリーへ。
濾過も一緒にやるつもりだったんだけど…
「濾過どうするんだったかな?と思ったんだけど、1回だけさっきやりました」
確かに1回はやりたいと言ったけど、自分で、もしくは一緒にやる、せめてやる所を見れると思っていた…。
そしてまたもや知らないうちに(ついさっき)亜硫酸塩添加済。
これもどんなものをどの位入れるのか見たかった…。
まあ、仕方ない。

とりあえず飲んでみる。
あ、ちゃんと香りがする!
色は水みたい。スキンコンタクトしてもこの位しか色出ないのか。
飲んだ感想は「なんかお新香みたい。」
白菜漬が一番に浮かんでしまった。
軽いのでアルコール度数を聞いたら8%。
やはり糖度が足りないからアルコール度数も上がらなかったよう。須合さんのワインは、年によっては補糖しているとか。
補糖するしないの相談もして貰えなかったな。

普通にタンクの栓をひねって瓶詰め。
真空状態になっているのでたまに上の弁を開かないと出が悪くなる。それを知らずに出が悪いからと思い切り栓を捻っていたら、須合さんが長めに弁を開けてくれ、勢いよく出るようになって止められず瓶から溢れ、ズボンにワイン飲ませるハプニングも。

コルクは手動で。なかなか力が必要。

キャップシールはドライヤーの熱で圧着。

ラベルを貼って完成!
Kさんのラベル、凄く可愛くて良い!色もこの淡いのを選んで良かった!
裏にはMade by Miki Saitouって入ってる。
名前が入っているのは嬉しいけど、表記はSaitoが良かったな。言えなかったけどちょっと悲しかった。
何はともあれ、フルボトル17本+半端分、ハーフボトル6本詰めて、私のワインの完成です!
その晩帰宅して、中途半端に詰めたワインを。

当日のメモ
↓
温度高め
甘やかでひっかかりなくするするごくごくいけちゃう
ラストにしっかり酸がきゅっとくるからまた甘さを求めて次の一口
じわじわ美味しいかも💕
温度低めだと旨味が出なくてやや薄っぺらい。
まあ、素人が小さなタンクで造ったワイン、こんなものでは?一応ワインにはなったし、まず〜って事もないと思う。
せっかくだから、手伝ってくれた方々、私の話を聞いてくれていた方々、Xで応援してくれた方々に来て貰ってお披露目会をしよう!
それが本日、2024年12月1日。
次の日記でMiki wine project 総括する予定です。
☆☆☆☆☆
エチケットを描いてくれたけいこさんがデザインしたワインの絵のTシャツはこちらから購入できます!
↓↓↓
Miki wine project 〜発酵、澱引き〜
ワイン醸造家デビューを果たしました!⑥
ジュースが思いのほか美味しくて、やっぱり泡じゃなくてスティルにすると決めてホッとしたのも束の間…今度はちゃんと発酵するのかが心配に。
ちゃんと話さなかったけど自然酵母?発酵始まらなかったら入れるのかなあ?どのタイミングで判断するのだろう?
と思いながら待つこと2日。
2024年9月24日
仕事終わりにワイナリーに寄る。

部屋に入り、靴を履き替える間もなくぷくっと泡が上がるのが見えた!

とっても元気に発酵中。凄い!生きてる!
そして酵母、タンクに移して蓋する前に入れたんだって。
酵母ってどんな物で、どの位の量を入れるのか見たかったのに…。
後日気になって須合さんにDMしたけど回答頂けず、後から知人に聞いた所によると、20Lタンクだと僅か耳かきにのる程度らしい。見えない自然酵母でも発酵するんだから、量的にはそんなものか!
ワイナリーを出る時須合さんに「お預かりします!」って言われた。我が子を預ける保育園みたい。
できる事なら四六時中側にいて、発酵が始まった瞬間。緩やかになって行く様。全て見届けたいけど、私だって自分の仕事しなきゃだし、プロを信じて預けた方が子供(ワインの赤ちゃん)にとっていい環境のはず。
過去の体験者は毎日のように自分のワインの様子を見に来てる人もいたとブログで読んで、私もそうするつもりだったんだけど、須合さんがいない時は見に行けず、いらっしゃらない事がの方が多く…あまり行きたいと言っても変化もなくご迷惑かと、1週間後の10月1日に状態確認に行く約束をし、ぷくぷくが弱まって来たタイミングは教えて欲しいとお願いした。
9月30日、発酵が終わったようだとの一報が。ただ翌日の約束は須合さんの都合によりキャンセル。
リスケしようと澱引きのタイミングを伺うも回答なし。
発酵後1週間程待って澱が沈殿して落ち着いた頃に澱引きした方がいいと言われていたし、澱と共に寝かすシュール・リーという製法もあるが、これまた温度管理等しっかりしないと劣化の原因にもなり得るとの文献を読んでいたからまたまた不安に。なんせ素人が扱っているぶどうに小さいタンク。悪い物がちょっとでも入ったら一気にワインダメなってしまうのではないかと思って心配で心配で。
これも何人かの知人に話したら、そんなに簡単に劣化しないから大丈夫だよ!澱で旨味出ていいじゃん!って。
初めての子育て(ワイン造り)だから、過保護な心配が尽きないのよ。本当の子育ての時はそういうタイプじゃなかったんだけどな。息子は毎日会えるし、目に見える生き物だったから分かりやすかったのかも。
発酵終わったと連絡頂いてから1週間後、再度澱引きのタイミングを問い合わせ。
2024年10月11日の昼休みを利用して澱引き。

ぶくぶく泡がおさまり、タンクのうえから覗くとあまり美しくない色の液体が。

プラカップにとると、ちゃんとワインの色。
スキンコンタクトした分少しは色出たかな?
飲んでみると「しゅっぱい!」酸の強いワインが好きな私でも酸っぱいと感じた。
でも、ちゃんと果実の甘味も感じられたから、もう少し時間経ったら落ち着くかな?

ビニールチューブの空気を抜いて液面に刺し、高低差を利用して上澄みを別のタンクに移す。
須合さんとホースの受け渡しする時にホースが液面から出て空気が入ってしまい挿し直して貰ったり、かと言って気にして奥まで刺したら澱まで移しちゃったりと難しい。
「澱も入ってるよ!」と言われて思わず「スミマセン!」って応えたら、「Mikiさんのワインだから私はいいんです」と。だ、だよね。澱引きしてるのにまた澱入れちゃって、ちょっと凹む。

タンクの底に残った澱。ヘドロのよう。
澱引き1回した後のタンク。確かに澱引き前より少しクリアになった。
また3週間程落ち着かせてから濾過、瓶詰めとの事。
この場でエチケットの事を聞いたら、データできてるなら送って下さいと。いや、サイズとかレギュレーション聞いてないですけど?
使いたいボトルの形を選び、エチケットのサイズはMAX 8cm x 8cm。JPEGかPDFで送って下さいとの事。
早速エチケットのデザインをお願いしている友達に連絡し、私はあと3週間ばかりじっと待つ!
つづく
Miki wine project 〜手除梗&搾汁〜
ワイン醸造家デビューを果たしました!⑤

2024年9月22日(日)
収穫の翌日朝10時。
小雨降る中、御徒町にあるブックロードのワイナリーに集合。
前日の収穫にも来てくれた余市繋がりの友達が、5歳の娘さんと一緒に手伝いに来てくれた。
家履き用の長靴履いて、ネットを被り、ゴム手袋をして作業開始。
茎から実を外し、果汁を絞りやすいように軽く潰す。機械を使わず手除梗。
他のチームはスパークリングにするようだったし、元々この甲州はスパークリング用のタイミングで収穫しているらしく、スティルにする私には、比較的色付きのいいぶどうを使わせて頂いた。嬉しい配慮。
私はスキンコンタクトさせたいのと、フリーランジュース(圧搾せず加重で自然に出てくる果汁)を多く取りたかったので、実を外しながら優しく、でも他のチームよりしっかり手で絞る事を選択。

この時点で明らかに他のチームより果汁がたくさん。
「あんまり搾ったらタンニン強くなるかと思って…」なんて言ってるYouTube撮影して貰ってるワインバーの美人ママが言ってたけど、いやいや、人の手の力なんかでタンニン出過ぎる事ないでしょ〜と素人ながらに思ってた。
私が絞った果肉がひょいと桶から飛び出し、見事カメラマンの長靴の中に着地して靴下汚しちゃったのはごめんなさい!
ラストは皆さん足踏み体験していらしたけど、私個人的には興味なかったので、娘ちゃんに踏んで貰い、「おいしくな〜れ!」のおまじないをかけて貰った。

皆さん手除梗の後すぐに絞っていたけれど、私は前日相談したスキンコンタクトをさせて頂ける事に。

この状態で、須合さんの用事が終わる4時間後にまた来る約束して、一旦帰宅。
お友達はここまで。
須合さんから1時間遅らせて欲しい旨連絡が入ったが、むしろ長めにスキンコンタクトできるから有り難い。
5時間後にまたワイナリーへ伺い、絞る作業。

黒い部分はゴムのようになっている。(触ると弾力がある)

金属製のカゴを被せ、間に除梗したぶどうを入れ、黒い部分に水を入れてパンパンに膨張させる事によって果汁を絞る。
このままだと果汁が散乱するので青いビニールを被せ、一か所からバケツに流れるようにする。

いたって原始的。もちろん体験醸造、20Lタンク分を造る為のやり方ではあるけど、基本的な原理は同じ。
最初のフリーランジュースを飲んでみた。
他の人より長く果皮に漬けてたし、スキンコンタクトは温度管理等徹底しないといけなくて、菌が繁殖したりと技術が必要なんて書いてある文献も読んでたから、エグみ出てたらどうしよう、渋くなってないかな。とめちゃくちゃドキドキして飲んでみた。
「めっちゃ甘〜い!美味しい!」
心の底からホッとした。
2杯目の搾汁はさっきよりフリーランが少なくなり、圧で絞った感が。
こちらも飲んでみたら、さっきより少し酸を強く感じた。
フリーラン部分だけで造るワインもあるようだが、分けて造るなんて贅沢は言えない。これらが合わさって、いいバランスになりそう。
他のチームよりぶどうが多めだったのか、手で絞った分フリーランも多かったからか、多めに搾汁できた。
タンクに移す時、全部入れたら多いかも、なんて言われながら移していたけど、ストップ言われないまま全部いけちゃいそう。「いいや」って言うからラスト一気に入れようとしたら意外とまだあって、慌ててストップ。結局ビーカー1杯分だけしか残さず、多めにタンクへ。

この状態で発酵開始を待ちます。
つづく
Miki wine project 〜収穫〜
ワイン醸造家デビューを果たしました!④

収穫予定日1週間と1日前になっても音沙汰なし。
天候に左右される農産物とはいえ、当日の天気予報は問題ない。台風予報もなし。ぶどうの生育状況も分かってるはず。
私は収穫手伝いに必要な服装や長靴、手袋等は持っているからいいものの、醸造に必要なものや、何か他に準備が必要なものがあるなら週末に準備したい。
収穫のお手伝いを友人に頼んでもいいと聞いていたので、お誘いするにももう限界。
痺れを切らして、DMで問い合わせ。
翌々日、やっと『醸造体験ご案内【甲州編】』のメールが届いた。
とりあえず予定通り進むらしい。慌てて何人かに収穫のお手伝いのお声がけ。Xでも募集。
急なお誘いにも関わらず、5人の仲間が手伝いに来てくれる事に!
2024年9月21日 8時半 勝沼ぶどう郷駅集合

が、須合さんがいない。
タクシーの運転手さんが「すどうさん?迎えに行くよう言われたけど」って聞いてくるけど???
「フジッコワイナリーに行くんでしょ?」いや、行かないし、畑の場所も名前も聞いてない。
「電話して聞いてよ。」と言われても電話番号知らないし。とりあえず一か八かインスタのDMに掛けてみたけど、私がインスタの通話機能使った事ないから設定で最初全く音聞こえなくあたふた。
須合さんは渋滞に巻き込まれて遅くなっていて、タクシーに乗ってメルシャンに行ってくれと。
そこに畑の所有者矢野さんが迎えに来てくれ、畑まで徒歩移動。なんだかよく分からないタイムロスで、集まってくれたメンバーに申し訳なく。

畑に着くと早速矢野さんから簡単に説明を受け収穫開始。
私のワインの他二組の体験醸造、そして須合さんが仕込むワイン用のぶどう収穫のお手伝いも兼ねて。
さすがに自分が使うぶどうを自分で収穫するわけではなかった。

房が立派で独立していて、ほとんど選果する必要もなくて楽にサクサクと狩りとれた。
日当たりの加減か、よく色づいているぶどうと、緑のぶどうが混在。昨年種まで食べてもエグみなくて甘いと思ったけど、今年もちゃんと甘い気がする。
9月末にしては暑くて汗だくだったけど。
須合さんも到着してちょっぴり休憩。

畑で飲む甲州スパークリングは美味い!
参加の皆さんから「これ美味しい!」「こんなワインができるの?」「Mikiさん、スパークリングにしなよ!」
え〜!そんなに喜ばれると、そのまま私のプレッシャーになるんですけど…。
こんな美味しいワインできるかなぁ?
やっぱりスパークリングワインにした方がいい?
ペティアンも捨てがたいよなぁ…。
泡にするかどうかは、アルコール発酵が終わるまでに決めて下さいとの事。

その後また収穫してたら、須合さんが「お弁当取りに一緒に行ってくれる人!」と聞きにいらしたので、ワインの相談とかするチャンス!と行って来た。
半分だけ5日間スキンコンタクトした甲州が好きだったと伝え、搾汁予定の「明日までに何ができるか考えておきます」との事。
私が企画したワイン会でのご縁から始まったビジネスの話の続報も聞けたり。貴重な時間。
戻ってみんなでランチ!

梅干しが塩分補給になって沁みた!
午前中で帰る友達見送りがてらトイレに行って戻ったら、みんな奥の方で収穫。凄く捗ってる!
そしてあっという間に須合さんのトラックが帰路につく時間。

ご褒美のワインをまた頂いて、収穫作業は終わり。
少し勝沼散歩をして。

タクシー乗り切れないから一人歩いて駅に向かい、途中抜かされたけど、みんなと同じ電車に間に合い帰路へ。
収穫したぶどうをトラックから降ろす手伝いしようと、ワイナリー近くのガストで夕食とって待っていたけど、帰りも渋滞に巻き込まれたようで連絡来ず、私もお家に帰ってしまいました。
友人達に来て頂いたおかげで、暑かったけど楽しい収穫の時間になりました。一人黙々は修行でしかないから。仲間の有難さを強く感じた1日。急な招集だったのにフットワーク軽くお手伝い頂き、本当に感謝!
(集合写真、須合さん撮ってくれたけど…貰えてない。自分のスマホで撮って貰えば良かった。)
さて、無事収穫して、いよいよ翌日から醸造開始!
Miki wine project 〜葛藤からの妄想〜
ワイン醸造家デビューを果たしました!③

自分のワイン造りに向けて日々悩んでいる中、大好きな余市のワインをたくさん飲めるイベント、ラフェトへ参戦。
毎晩修行のように甲州オレンジばかり飲んでたから、もう楽しくて!

ラフェトの後もドメーヌユイさんの収穫のお手伝いしたり。

憧れていたドメーヌミカヅキの及川さんにバーでばったり会ったり。

その他にも私と同じように、いやそれ以上にワインを愛する様々な方とお会いして、チャンスがあれば、自分のワインを造ってみようとしている話を聞いて頂き、何かヒントを得ようとコミュニケーション。おかげでたくさんの刺激と夢を貰って、造るワインの方向性が決まってきた。
私は美味しいワインが造りたいんじゃない。そんなのできるわけないし、プロに任せればいい。ワインの造り方を知りたい、体験したいだけなんだ。あくまで教材。だから色んな工程を踏むオレンジスパークリングにする。
そう思って始めたけど、本当にそうなの?
だんだん分からなくなって、
「私、どんなワイン造ればいいですか?」
なんて元も子もない事を聞いたりもした。
誰に聞いても、
「好きなワイン造りなよ」
これ、勝手にしなって意味じゃなくて、自分が好きな、造ってみたいワインを造ったら楽しいよ。って言ってくれてるんだと理解した。
そうだよな。約20本出来上がる。教材として造って仕方なく消費するより、自分が一番好きなスタイルのワインを造ろう。
となると、酸がしっかりあるけど果実の甘味も感じられる白ワイン。
泡じゃなくてスティル。
微発泡も考えたけど、1日で1本飲めない私はスティルの方が数日かけて良い変化を楽しめる。泡入れちゃえばなんでも美味しく感じるからなんとなく逃げな気がして、スティルで勝負したい。
いかにもな自然派でもなく、綺麗過ぎるのでもなくて、ちょっぴり田舎くささの残る滋味深いワイン。そんなワインに癒される。どうやったら造れるだろう。
飲んだ甲州の中で一番私の理想に近かったのは、ドメーヌレゾンのオレンジ。
ぶどうは私が使うのと同じ山梨産。醸造は私の好きな北海道。私らしいワインができるのではなかろうか。
このワインの造り方を参考に、体験でどこまでやらせて貰えるか、須合さんに相談して最終的な造りを決めよう!
この時点ですでに9月頭。
8月末に私の"申し込みがキャンセルされました"と通知が来て(申し込みが早すぎて、決済まで間が空いた為自動キャンセルされてしまった)再申込みしに行ったりとヒヤヒヤ事件はあるも、須合さんとの打ち合わせや今後の段取りの案内はなく、一人勝手に妄想を膨らませ、頭の中で理想のワインが出来あがっていたが…
果たしてどこまで実現できたのか。
つづく
Miki wine project 〜まずは飲んで学ぼう〜
ワイン醸造家デビューを果たしました!②
さて、ブックロードの醸造体験を申し込んだものの、届くのはbaseからの
【bookroad】ご購入いただきありがとうございます。
というメールのみ。
あえて申し込んだ事をXにポストして、ブックロード醸造家の須合さんに申し込み者の一人は私だと認識して頂く。
後日須合さんにお会いする機会があったので、
「醸造体験申し込みましたが、待っていればいいんですか?」
と聞くと。
「うん。9月だからまだまだ!待ってて〜」
こちらは申し込んだら"今後の流れ"的なご案内のメールなりパンフレットなりが来るのかと思っていたけど、どうやらそうではないらしい。
(まあ、万が一音沙汰なくても、すぐにワイナリーに行けるからいいか。)
でも!やると決めたらじっとしていられない私。
何をどこまでやらせて貰えるのか分からないまま、ブックロードのシェフや常連さんから昨年の様子を聞いたり、スタッフのブログを読んだり、自分が造るワインへの妄想を膨らませていく。
醸造体験する最大の目的は、ワインを造る過程にできるだけ携わりたい。やれる事は全てやってみたい。
葡萄は収穫予定日の都合が良かった甲州を選んだが、甲州なら色んな可能性がある。
全ての過程を体験できそうな、オレンジのスパークリングワインにしよう!
でも、甲州オレンジスティルは飲んだ事あっても、スパークリングワインはないような気がする。
調べても、そこまで豊富に流通しているわけではなさそう。
自分のワインのスタイルを決める為には、まずは飲んでみよう!
そんなわけで、8月初め。スティルも含めて色々な特徴をもつ甲州オレンジワインを買い集めてみた。
元々好きなくらむぼんのかにさん含めて全8本。
ストイックに甲州ばかり飲む修行のスタート。
(この先Xにポストした内容のコピペが続きます)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【ルミエール スパークリング オランダ 2021】

マセラシオン•カルボニック 瓶内二次発酵1年 デゴルジュマン 亜硫酸塩 11%
注いだ時の勢いある泡は飲むと細やかで舌触り優しい。厚みのある飲み応えだがキリリとスッキリ。どんな料理にも合いビールの代わりになり得る。
綺麗な仕上がりで万人受け間違いない。毎日飲んでも飲み飽きない良さ。リピートありの好きなワイン。
ただ、私が造るワインはもう少し滋味深さを出したい。デゴルジュマンせず澱を残せば良いのだろうか?🤔
オレンジスパークリングを造りたい気持ちは揺るがず。
温度が上がったら、スッキリだけではなく旨味、甘味も出て来た😍やっぱり最初にお手本として選んだワイン。さすがの歴史とかけられている手間を感じる。
体験でどこまでやらせて貰えるんだろう?拘り出したらキリなくて、須合さん困らせちゃいそう😂
2日目も泡の勢い衰えず、味わいも変化なく相変わらず美味しい✨
一方私が造りたいのは、泡弱めのペティアンかつもう少し田舎臭いワインかなぁ🤔多くの人に売るためのワインじゃないから、自分の好みにできるだけ寄せたい。
【ホンジョー テロワール「祝」スパークリング】

乳酸発酵 瓶内二次発酵 横置き半年
デゴルジュマンなし 亜硫酸塩あり 12%
泡の上がりは穏やか 澱を残しているのにクリアなオレンジ色 ほのかな甘味では苦味が心地よく、日本ワインらしさを残しつつ綺麗でかなり私の好み🧡
今日はマロラクティック発酵について学び、ブロックした方がいいかな、なんて思っていたけど飲んでみたら凄く好きだった。醸しの方法、期間は分からないが、色、味わい的には割とちゃんと醸してそう。晩熟葡萄を使っているとの事だが、私が使うのは酸しっかり葡萄っぽいから悩む🤔
【オレンジワイン 2022】
🇯🇵ドメーヌレゾン🍇山梨甲州

半分は搾汁、残りを除梗破砕後低温スキンコンタクト5日 亜硫酸塩使用 12.5%
空知で甲州のワインを造っていると知って興味本位。山梨の🍇なのに北海道らしい酸を感じるのは気のせい?ほのかなグレープフルーツ様の苦味も良い🫶
甲州らしさを出過ぎないように、という手間が北海道ワイン好きの私に刺さるのか。半分だけ醸すこの製法はやらせて貰えるのかな??
甲州100%記載の一方で、一部のサイトには自社畑のピノ・グリ、ピノ・ブランをアクセントにブレンドとの記述。入ってる方が納得する味わい🤔
スティルもいいなぁ🙄
やっぱり北海道醸造ワインが身体に合うみたい。飲み疲れないし、オツマミなんにでも寄り添うから飽きないし、ひたすら飲み続けられる。
醸し控えめオレンジスティル、ありかも🥰
2日目も変わらず美味しい。
絶対ピノ・グリ入ってるでしょ〜と思いつつ、それは過去のビンテージでこれは甲州100が正なんだろうけど、甲州だけでこの味わい出せるなら…めっちゃ好き🧡でも、もうない🥲
【野遊びワイン LADY beetle ORANGE】
🇯🇵フジクレールワイナリー🍇山梨甲州

醸し 瓶内二次発酵 13%
造りについてはあまり情報ないけど、コンセプト通りピクニックに持って行きたいスパークリングワイン🍾立ち上がりがとても元気な泡。きつ過ぎない醸しで飲み疲れない爽やかさ☀善き🫶
とっても綺麗な澄んだオレンジワインだったのに、瓶底にはしっかり澱。ラスト1杯は濁って旨味たっぷり。こういうのいいなぁ。濾過のあんばい知りたいなぁ🤔
【くらむぼん 甲州 2023】
🇯🇵くらむぼんワイン🍇山梨甲州

ストイックに甲州オレンジ飲みつつ、一度飲んで好きだったこれも。一口目閉じてたけどすぐにこれこれ👍甘味と塩味、苦味がバランス良く、焼き魚に絞る柑橘替わり🍋
やっぱり私が癒されるのはこういう白だなぁ🫶酸残しつつ甘味もある爽やかな白🤍
【オレンジ甲州 2023】
🇯🇵三養醸造🍇山梨

亜硫酸塩無添加 破砕後4日間醸し5日目プレス 12%
酸化防止剤無添加だから自然派的なワインをイメージしたけどとてもクリア。醸しの苦味の中にほんのり甘みも感じる。カツとじと合う。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
約一ヶ月かけて6本の甲州と向き合う。
その間教本読んだり、ネットで検索したり、YouTube観たりして、「甲州」と白ワインの醸造方法、様々な製法のメリットデメリット、たくさん勉強した。久しぶりにノートに書き出してみたりして、頭を整理する。
ワインの造りへの理解が深まった気がする。試験受けるわけではないから覚える必要はなく、その場でなんとなく分かった気になればいいからとても気楽で楽しかった。
甲州オレンジでもこんなにバリエーションがあって、ちゃんとそれぞれ特徴が出ていて、凄く学びの多い一ヶ月だった。
とは言っても、ワインのコメントがだんだん少なくなってる通り後半息切れ気味。残り2本はまた甲州オレンジが飲みたくなった時の為にとっておこう。
っというのも、私の中でなんとなく答えが出て来たから。
さて、どんなワインを造ろうと考え始めたのか。
つづく

