Miki’s Diary

Mikiの徒然日記。

ばんえつの旅~SL ばんえつ物語~

2007年11月27日

 

さて、いよいよ。

 

SLが入線してくる所から見る為に、早めに駅へ。駅員さんに聞くと、あと10分位で入線するとか。

 

出発ホームへ行き、初めて見る本物の動くSLに、早くもドキドキワクワク。

 

隣のホームに停車していた電車が発車したら、

 

「あれ!いるじゃん!!」

 

更に隣のホームに、ばんえつ物語号がいるではないか!下りの運行を終え、ずっとそこで休んでいたのだろう。

 

階段を登って下って、隣のプラットホームへ行き、写真撮影。

 

デカイ。勇壮。カッコいい。でも、別名貴婦人と呼ばれるだけあって、前がスマートで美しい。

 

プシュ~と大量の蒸気を吐いた後、ポッポ~と汽笛を鳴らして、出発ホームへ移動する所を、蒸気を浴びながらビデオ撮影。

 

私達も出発ホームへ戻り、更に写真撮影して、早めに乗り込む。

 

中は、灯りを落としたノスタルジックな雰囲気。赤い立派なボックスシート。切符は一枚しか持っていなかったが、乗客が多くなかったので、ボックスを一つ占領できた。

 

なくなる前にと、駅弁を買いに。SL弁当なる物を買いたかったけれど、既に売り切れ。ぷぅ~が選んだイカ飯と、残り一つの雪だるま弁当を購入。

 

15時32分。新潟に向けて、出発、進行!

 

ポォ~!

シュッシュッシュッシュッ、シュシュシュシュシュ……。

 

後ろの方の車両だったのに、機関車の煙が窓から見える。まさにきしゃきしゃシュッポシュッポ♪の世界。

それ以来、歩道の点字ブロックの上を歩く度に、手で軌道輪、口で蒸気と汽笛の真似て、機関車になりきって歩くおかしなぷぅ~。

 

乗車手帳を貰ってスタンプを押しがてら、一番後ろから先頭車両まで探索。

ロビーカーで外の景色を楽しんでいるうちに、イベント開始。

 

本日はコロコロカレンダー作り。サイコロ型のカレンダー。

揺れる車内でハサミを使い、色塗り。ぷぅ~は真剣。なんだけど、カレンダーなのに数字の所まで筆ペンで塗り潰してた…。ま、蒸気機関車=黒、しかも筆ペンは描きやすかったのでしょう。

 

相当長い時間没頭。

実はその間、SLは下り列車の遅れで駅に長く停車したり、途中徐行運転したり。

SLの写真を撮ろうと、ぬかるんだ狭い小道に入って来た軽自動車。ぬかるみにタイヤをとられ、線路側に落ちかけていたのだ。

線路まで落ちなくて良かったし、逆に落ちたら、阿賀野川へまっ逆さま。

はた迷惑なSLファンだが、大事に至らずに良かった。

ばんえつ物語号も、最大10分位遅れたようだが、点検時の停車等で、数分の遅れまで取り戻し、新潟での乗り継ぎも、皆間に合ったようで、さすが熟練チームの連携プレーだった。

 

話はそれたが、いつの間にか外は真っ暗。この後車両ごとに、4つのばんえつ物語号のピンバッチを賭けたジャンケン大会。ぷぅ~はヤル気満々。でも、ぷぅ~はジャンケン弱いからなぁ…。

 

「いつもはちゃんと考えないから負けちゃうの!ちゃんと考えたら勝てるもん!」 

隣に座ったおじさんも聞いていて、事の成り行きを楽しみにしているよう。応援してくれた。

 

一回戦。あっさり負け。

ビデオ撮るの忘れた~と思ったら、勝った人から四人、ではなく、四回戦まで行い、毎回最後に勝った人が貰える。

 

二回戦。勝った!勝った!あれよあれよと、最後の勝負。勝った!!いぇ~い!

ぷぅ~は自らの力でピンバッチをゲット。

 

私は四回戦で最後まで残ったけど、最後に負けちゃった。まあ、一個貰えたら十分。

 

駅弁を食べ終えた頃、車掌さんがまわって来て、切符の検札状の記念スタンプと帽子を貸してくれて記念撮影。

今まで何度車掌さんが帽子を貸してくれようとしても拒否していたぷぅ~も、この日ばかりは得意顔。

 

外が暗くて見えないと、さすがに飽きたぷぅ~は、行きの電車で使わなかった『いたずらのおと』でしばし遊ぶ。

 

SLの中にあるポストに投函すると、記念スタンプを押して配達して貰えるという事で、乗車手帳と一緒に貰ったハガキを自分とババに出す事に。

 

ロビーカーに戻り、お気に入りの筆ペンでSLの絵を描き、売店で切手を買って、昔ながらの赤い丸いポストへ投函。

 

後は、車内の温度を低めに設定しているせいか、窓が曇らないロビーカーで外を見ながら過ごすと、新潟駅到着。

 

約三時間半のSLの旅も、これにて終了。

 

最後は、ばんえつ物語号をディーゼル車が牽引して新津の車両基地に戻るのを見送ろうと待っていたが、なかなか出発しないので、途中で挫折。

 

長い長い一日はこれにて終了。

シティホテルの温泉に浸かり、就寝。

 

旅はまだつづく。

 

写真は暗くなった新潟駅で、携帯で撮ったばんえつ物語号。


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