Miki’s Diary

Mikiの徒然日記。

ワインは勉強しないと楽しめない?

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ワイン沼にハマって約2年。最近思うこと。

 

ワインは勉強しないと楽しめない?

ワインに答えってある?

 

私が「ちゃんと」ワインを飲むようになったのはここ2年ほど。

私がいう「ちゃんと」とは、品種や生産国を意識して、どんな味わいかを「考えながら」飲むようになったこと。

でも、生産者とか、テロワールとか、アロマとかブーケとか、全然分からない。だから、実際は全くもって「ちゃんと」なんて飲んでない。

 

それでもあえて「ちゃんと」飲んでるって言うなんて、それまではどうやってワインを飲んでたの?

 

実は昔から「好きなお酒は?」と聞かれたら、「ワイン」と答えるくらいにはワインが好きだった。

多分両親の影響。子供の頃秋になると山梨のワイン祭りに連れて行かれて、桶で葡萄を踏んでる女の人を見ていた記憶があるし、誕生日とかクリスマスはワイン飲んでた。大人になって実家に帰っても、「Mikiがいるからいいワインあけるか!」って。なんかちょっといい時に飲むアルコールって感じだったかな。

職場でもワイン好きって言ってたから、飲みに行ったときボトル頼んでくれたり、プレゼントに頂いたり。

 

でも、そんな両親も上司も特別ワインに詳しいわけではなかったから、ただ「これ美味しいね!」でおしまい。ワインは好きだけど、銘柄とか一切興味なく。ただ、「美味しいから好き」。

 

自宅でも、手頃な価格のワインをスーパーで買って飲んでた。とりあえず赤はカベルネ・ソーヴィニヨン、白はシャルドネを飲んでいれば間違いない、と気付いてからは、品種と値段、辛口かだけを見て購入。そのうち、迷うよりセブンイレブンヨセミテロード買って飲んでいればいいじゃん、となっていたのがわずか2年前。

 

今思えば、20年以上ももったいないワインとの過ごし方をして来たなあと思う。20年あればどれだけのワインを飲めたのよ!

 

で、「ちゃんと」飲むようになったこの2年。

でも、突然ワインに興味を持って、いわゆるお勉強を始めたのかというと、一度も教科書的なものは読んだことないし、スクールも行っていない。(偉そうに言うことでもないか。)

 

何が変わったか。

 

飲んだワインをアウトプットするようになった。

 

私が選んだ手段はTwitter

好きな時に呟いて、自分の備忘録になれば。

 

これが良かった。

Twitterに上げる為にはワインの名前を見る。

品種や国等ラベルも読む。

何か一言書きたいけど自分の感想に自信がないから、ネットでテイスティングコメントを探す。

それっぽく投稿。

いいね貰って、その人のTweetを見に行く。

フォローする。

フォローバックしてもらえる。

タイムラインが充実する。

 

すると色んな情報が入って来て、飲んでみたいワインは増えるし、行ってみたい場所はできるし、何より色々気になって調べる。

調べると言っても趣味の域を超えないので、ネット情報。

ネットは玉石混交なのは分かっているけど、所詮趣味なので、自分が納得できればそれでいい。

調べたところですぐ忘れる。

有名なワインを飲んだことないどころか、名前を聞いても凄さが分からない。

でも、毎日ワインを飲んで、せっせと投稿。

いいね貰って、いいねして。

私がリプライするのはたいていワインと関係ない話。

 

それでも、ちょっとずつ、ちょっとずつワインの知識と経験は蓄積されていく。

 

先日興味本位でワイン検定ブロンズクラスの模擬テストをやってみたら、意外と解けた。20年間漠然とワイン飲んでいても、品種すら覚えなかったのに、飲んでTwitterしているだけで、3択なら選べる程度には知識がついてた。

 

一年半程前に「神の雫」を読んだけど、今また読み返してる。

前回もそれなりに興味深く読んだけど、どうせ高いワイン飲む機会ないし、と流し読みしていた部分が、今は「聞いたことのあるワイン名だ」、「これなら買えそう」、と思ったり、主人公二人の表現で味わいがなんとなく浮かんで飲んでみたくなったり。

やはり「知る」事で趣味も深まる。

 

「勉強」って、テキストを読んで、覚える事だけじゃない。

実際に手にとって、体験して、共感して、シェアする事で少しずつ自分のものになっていく。

 

ワインを飲むのに、資格も知識も(セラーも)必要ない。

でも、知ろうと思わないと世界は広がらない。

知るためには、ある程度プライドを捨てる必要も。

色んな考え方があり、ワインと向き合う立場も、経験値も、好みも、感性も色々。

最初は答えを探っていた部分もあるけど、最近は素人、凡人代表でいいかなと。

 

ワインはちょっぴり勉強した方が、より、楽しめる。

「ちゃんと」飲んだほうが面白い。

でも、永遠に答えはない嗜好品だと思う。

 

私はこれからも、自由に料理に合わせて、自由にワインを楽しみ、自由にTweetしていきます。その延長線上にワインの知識と経験が積み上がって、更に世界が開けたら嬉しいな。

 

気楽にワインを楽しめるワインラバーが増えますように。